人間の復興へ!

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東日本大震災から半年

今日で、3月11日から6ヶ月が過ぎました

改めて犠牲になった方々に哀悼の意を表すとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます

この間、4回被災地に足を運びました

被災地に入り、初めて現場を目の当たりにした時の衝撃は生涯忘れる事ができません

目に入ってきた情景だけでなく、臭い、音、肌に触れる空気、五感に突き刺さるという感覚を受けました

そして、被災者の方々の悲痛な声も直接伺ってきました

一部ですが写真を掲載します

いわき市北部被災地

原発圏内20Km地点の検問

南相馬市の6号国道まで打上げられた漁船

◯最も人的被害の大きかった石巻市

石巻市

石巻市街地

石巻市街地

日和山公園より見た石巻市街地

仙台市若林区荒浜

仙台市若林区荒浜

破壊された名取市閖上港

名取市閖上の住宅地跡

名取市閖上のビル5階ほどの高さの瓦礫

名取市閖上の道路脇に放置されたバス

亘理町の津波に打ち抜かれたコンビニ

相馬港近くのえぐり取られた県道

◯ここは?

消滅した新地駅と常磐線

目の前にある1本のあぜ道…と思ったら、常磐線の跡でした

帰省のため上野駅から「スーパーひたち」に乗り、幾度となく通い続けた常磐線の無惨な姿は、ほんとうに悲しいものがありました

◯義援金を届けさせて頂いた南相馬市のNPOを島田区議と訪問

NPOはらまちクラブ 江本節子代表と

6月末にチャリティーコンサートをおこなった2つの団体より支援先を探してほしいとの依頼を受け、縁あって被災地で子育てを支援しているNPO法人「はらまちクラブ」へ義援金を届けさて頂いた

私たちの訪問を大変喜んでいただいた江本代表と懇談のおり、原発30Km圏内の屋内退避区域となっている地域に住む家族の方から、「子供を安全な所に行かせたいが、自分たちはここで働かなければならない。子供と離れて暮らすことは辛すぎる、どうしたらいいのか」と相談を受けたが、答えを出す事ができなかったと、苦しい胸の内を話してくれました

ほんとうに厳しく悲しい現実が、そこにはありました

◯南相馬市役所を訪問

南相馬市役所

杉並区は南相馬市と防災相互援助協定を結んでおり、現在も区職員を7名派遣し、復興支援をおこなっています

市役所で区職員の激励と今後の支援についての意見交換をおこなってきました

◯南相馬市庁舎前に設置された放射線線量計

南相馬市役所前に設置された線量計

杉並の平均が約0.3マイクロシーベルトですから、約2倍の数値となっています

◯いわき市の瓦礫置き場に被災地の声が

いわき市のがれき置き場の立看板1

いわき市のがれき置き場の立看板2

いわき市のがれき置き場の立看板3

上の3枚の写真はいわき市の瓦礫置き場にたてられた看板です

日本の政治に対する被災地の思いが痛いほど伝わってきました

避難所内の全国からの激励

私の家族も、未だ故郷に帰る目処がつかないまま避難生活を強いられています

新政権がどこまで前政権の遅れを取り戻し、本格的な復興、復旧に力を注いでいくのか

被災地の心の痛みを我が痛みとして「人間の復興」 への道のりを加速させていくことを山口代表が明言しました

半年という節目にあたり、政治に携わるものとして、また日本国民として、微力ですが、これからも復興支援に取り組んでいきたいと改めて決意しました

9月 11th, 2011|活動報告|