不気味なもの

2008年5月6日

蜂球
蜂球

蜂球

さて、いったいこれは何でしょう?

正解はミツバチの塊です

地域の方から「ミツバチが大群で巣を作っています。どうしたらいいのでしょう。」と連絡がありました

さっそくご自宅に伺ってみると、庭の松の幹に何百匹(何千匹?)ものミツバチがかたまってぶら下がっているではありませんか
直径30センチ近くはありそうな塊です

私も初めて目にする物なので、早速写真に納めましたが、住宅街のど真ん中に出現した異様な光景は、少々気味の悪い物でした

区役所ではスズメバチとミツバチに関しては駆除の相談を受けます
つまり、巣の規模が大きく素人が駆除することは大変危険だからのようです

早速、帰って調べたところ、蜂球と言って営巣ではなく女王蜂が働きバチを伴って巣立ちをした集団が、巣作りの場所を決めるまでの間、一時的に待機する状態のようです

春先に気温が高くなると女王蜂の産卵が盛んになり、巣内が働きバチで一杯になります
すると新しい女王蜂が誕生し、巣の半数の働きバチを伴って巣を離れていきます
これを分蜂といいます

種族の保存のための不思議なミツバチの活動を間近で見られるとは

しかし、ハチミツをお腹いっぱいにためて分蜂するためおとなしいとのことですが、住民の方にとってみれば恐怖と不安で一杯です

明日役所の担当へ対処の依頼をしてきます