人生の最後は

2003年11月26日

初めての葬儀委員長

仕事柄、冠婚葬祭に関わることが増えてきました

先週、地域内の壮年の方が亡くなられました
地域の責任者の方から、遺族の意向もあり、ぜひ葬儀委員長をお願いしたいとの申し出を受けました

議員とはいえ若輩の身、私ごとき者がと一瞬躊躇しましたが、私の選挙で一生懸命に支援して頂いた方でしたので、少しでも恩返しができるならと感謝の気持ちで、引き受けさせて頂きました

委員長挨拶で故人の経歴を紹介するため、親族の方にお話しを伺いましたが、その生き様に感動しました

52歳という、早すぎる死でしたが、2歳の時に生死をさまよう大やけどをされ、ハンデと戦いながら50年間生き続けてこれたのだと、お兄さんは語っていました

結婚ができず、子供のいなかった故人は、自分の思いを甥と姪に託し、もし自分の子供がいたら進学させたかった高校・大学への就学の援助をしていたとのことでした

特に、ガンを発病してからの約3年間は、自分のことよりも人のために尽くしてこられ、その誠実で責任感ある姿に地域の多くの方が信頼を寄せ、慕っていました

むろん遺族の悲しみを考えると、人の死を簡単に論ずることはできませんが、果たして自分は、このように人に感動与えられる最後を向かえることができるのか、と深く考えさせられた出来事でした

感謝と尊敬の思いを込めて、心より故人のご冥福をお祈り致します