地上600m

2005年1月21日

ヘリの中
ヘリの中

恐怖のヘリコプター視察

今朝、党の控室へ議会事務局員が爽やかな笑顔でやってきて「渡辺議員、今日は素晴らしい快晴です。ヘリは飛べますよ!」と言うのを聞き、引きつり笑いをしながら、心の中で「そんなことは、朝起きた時からわかってるよ!」とつぶやいていました

更に追い打ちをかけるような「保険もちゃんとかけてますから!」のとどめの言葉で覚悟を決めました

今日は、恐れていた道路問題調査特別委員会の東京外かく環状道路のヘリ視察の日だったのです

「雨が降れば中止です」という言葉を楽しみに、何とか当日は雨に・・・と祈るような思いでしたが、無情にもこれ以上ないくらいのどぴーかんの晴れ

以前、プロフィールにも載せましたが、私がもっとも怖い場所は高いところです
つまり高所恐怖症なんですね

役所のバスで新木場のヘリポートへ向かいました
平静を装っていましたが、国土交通省のヘリ「あおぞら号」の前に立った瞬間、緊張はピークに達していました
ものすごい勢いで回転するプロペラの下で、これから1時間(聞いた瞬間、死にそうでした)耐えられるだろうかと考えていると、早く乗ってと奥へ押し込まれるようにキャビンの中へ

シートベルトをこれでもかっていうくらいきつく閉め、ヘッドレシーバー(騒音がすごいため、これで会話をする)を付け息を飲んで離陸の瞬間を待ちました
すると、ヘリは何事もなかったようにあっけなく地上を離れていくではありませんか
飛行機以上の振動を覚悟していたのに、拍子抜けしました

「なんだ、たいしたことないや」とホッとして窓の外を見た瞬間、凍りついてしまいました
ここは空の上、足の下には何もない・・・

しかし、大事な視察です
勇気を振り絞って、職員の説明を聞きながら必死に外環道路の工事箇所やインター、延伸予定地を視察しました

不思議なもので30分もすると少しづつ慣れてきて、遠くの景色も見るぐらいのゆとりが出てきました

空から見ると東京は本当に緑が少なく、建物ばかり密集した過密都市の様相がよくわかります
直下型地震の被害状況のシュミレーションを思い出していました

飛行ルートは葛西臨海公園付近から北上し、外環三郷インターから環状線に沿って杉並上空へ、そして新宿副都心を経由し、東京タワー、お台場から新木場のヘリポートへ戻るというコースでした

良い経験はさせて頂きましたが、もう1回と言われると・・・

今回は飛行レポートで終わってしまい申し訳ありません
東京外かく環状道路については、様々な問題もありますので、次の機会に詳しくふれてみたいと思います

少々疲れました(^^;)