夢と希望のまちづくり

2003年8月12日

点字ブロック
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公団荻窪団地建替え計画案のお披露目会に参加

いやー、見事に期待を裏切られました

と言うのも、公団の職員が資料を配りながら淡々と説明するという、つまらない会合ではと勝手に想像していました

ところが、団地の空き地で星空の下、一瞬「団地の夏祭り!?」と思えるような、和気あいあいとした雰囲気で始まりました

内容も「幻灯会」と称し、スライドを使いピアノとチェロの生演奏をバックに、延藤先生の少し訛りのある独特な語りによって進められましたが、わかりやすく納得のできるものでした

これまでの団地の建て替えのイメージは、コンサルタント会社の独りよがりなコンセプトとデザインを住民に押しつけるものと思っていました

公団荻窪団地では、団地住民と地域住民、公団、コンサルタントが建替え懇談会を発足させ、住民のみなさんにまちづくりのコンセプト、デザイン作りをまかせた、新しい取組をおこなっています

これまで10回の会合で、できあがった計画は、はっきり言ってすばらしいの一言でした
完成すれば、子供から高齢者まで また、団地住民だけでなく周辺住民のみなさんが安心して心豊かに集える場所として、全国のモデルケースになることは間違いないと思います

しかしながら財源不足の中、実現できるまでに越えなければならない現実的なハードルが、いくつも考えられます
私が議会の一般質問でおこなった、道路事情も工事をおこなう上で大きな問題の一つです

確かに、莫大な費用を投じる建て替えに異論を唱える人もいることでしょう
日本中の団地が同じ問題に直面しているとも聞いています

しかし今の時代、全てを否定的な発想でくくってしまえば、それで終わってしまいます
少し発想を変え、地域の共有の財産として考えるとき、その財産に更なる価値を与えることができるのでは?と考えてはどうでしょう
次の世代の子供達のために残してあげることのできる宝物であって欲しいと思います

そのために必死に取り組んでいる、橋本自治会長を中心とした懇談会のメンバーのみなさんの情熱を形にしていくお手伝いが、少しでもできればと思いました