ご近所の底力

2011年12月16日

すぎなみ花咲かせ隊

2006年に杉並区独自の取組みとして「区立公園等において、花壇づくりなどの緑化活動を地域の方が行うことで、公園の利用拡大や地域活動の活性化を図り、地域の環境をよくすることで緑化意識を高めること」を目的に始まりました

そして、もう一つのねらいは防犯効果でした

区内には狭い路地に家が密集する地域が多く、かつては空き巣多発地域に指定されていました

このため区は、なぜ被害が多発するかを探ろうと、2005年に空き巣に入られた100世帯を対象に調査を実施

その結果、玄関先や庭先に花を飾っている家の被害は2軒しかないことがわかりました

そこで、それまでおこなっていた「フラワー作戦」を発展させ、人通りの少ない路地裏で花を育てるなど、街を美化する取り組みを進める「花咲かせ隊」制度を創設しました

地域安全パトロールなども含め、こうした地域の取組みによって犯罪発生件数が激減しました

地域の人たちが花の世話や観賞のために路地を行き来することによる「地域の目」が防犯に役立っているとみられ、全国の自治体からも多くの視察が訪れています

現在では100団体以上、1000人近い方が活動されています

先日、地元成田東地域にある「ほのぼの花壇」の花咲かせ隊のお手伝いをさせていただきました

「四季折々の草花が綺麗に咲いて地域の方に喜んでもらえれば嬉しいです」と、みなさん力を合わせて花のお世話をされています

きれいな花を咲かせながら地域の安全を守る

なんてすばらしい活動でしょう

みなさん頑張ってください、これからも応援させていただきます