それはですね・・・。
政策大学院大学 特別セミナー
ソルボンヌ大学教授のクサビエ・グレフ先生の文化政策セミナー以来、久しぶりに政策大学院大学のセミナーに参加してきました
突然の申込みにもかかわらず、こころよく参加を許可してくれた垣内先生に感謝です
今回は、特別セミナー「文化資源論」として、北山創造研究所の代表 北山孝雄氏の講演を聴いてきました
公共施設や民間施設のプロデュースを数々成功させてきた事例を少々臭みのある関西弁で語るのですが
その発想の豊かさと時代を捉えた着眼点には、驚きを通り越し感動すら覚えました
北山氏のサクセスストーリーは1968年、赤坂にオープンさせ日本中の若者の憧れの場所となったゴーゴークラブ「MUGEN]から始まります
大学初任給3万円の時代に入場料1000円
それでも連日、入場制限をするほどの人気のスポットだったようです
以後、東急ハンズ、渋谷ON AIR、函館西波止場、亀戸サンストリート、横浜ベイクォーター、東京ミッドタウン等々、数々の人気スポットを生み出してきました
今回のテーマである「このまちにくらしたい」は、施設や地域をブランド化することによって実現してきたようです
考え方はきわめてシンプルで、「名物・名所をつくると多くの人が出会える場所ができる」
日本中に数多くのそういった施設がありますが、長い目で見たとき、決して成功した事例は多くありません
一見、採算を度外視した施設ですが、やがて利益を生み出すという
常識では考えられない発想を実現させることによって為しえた数々の事例の説明(半分以上脱線しますが 笑)は目からウロコ状態でした
私のライフワークの究極の集大成は「文化と情報によるまちづくり」と考えています
時代の変化を鋭く捉え、豊かな発想で次々とつくりあげていく北山氏の講演を聴けたことは、私にとって大変有意義な時間でした
その後質問会があり、私も「ヨーロッパの街のように数百年かけて作り上げていくものと、日本のまちづくりの違いについて」質問させていただきました
大変興味深い回答を頂きましたが、いずれ議会での質問の材料にさせていただきたいと思います
終了後、自己紹介して質問した私のもとへ2人の方が挨拶にきました
たった50人足らずのセミナーでしたが、なんと杉並区の行政関係者でした
帰りに意気投合して文化政策、まちづくりについて熱く語ってきました
北山創造研究所のHPにアクセスしてみて下さい
きっと驚かれると思いますが、パソコンが暴走しているわけではありません、念のため