ウクライナから戦渦を逃れ避難して来られた、チェロ奏者のラヴロアさん母娘をゲストに、日本フィル区役所ロビーコンサートが開催されました。
ロビーには、本当にたくさんの区民の方が集まりました。
コンサートは、先月末に杉並区で設置したウクライナ避難者へのワンストップ相談窓口に、音楽で母国に貢献したいとの連絡があり、関係者の努力で実現できたとのことです。
コンサートの最後に日フィルと合奏された日本の曲、「ふるさと」に胸が熱くなりました。
ラヴロアさんは挨拶で、杉並区に感謝すると共に、ふるさとウクライナに思いを馳せながら、「BOM(爆弾)の音よりbird(小鳥)のさえずりを」と戦争終結を訴えられていました。
杉並区では相談窓口の他、ウクライナ緊急支援寄附金の受け付けも開始しました。
令和4年第1回区議会定例会では杉並区議会として、ロシア連邦によるウクライナ侵略に対し断固抗議する決議を可決採択しました。
決議文
今般、ロシア連邦がウクライナを侵略したことは、国際秩序を乱し、自由と民主主義の根幹を揺るがす暴挙であり、断じて許されるものではない。ウクライナ国民の生命と財産、そして自由が理不尽に脅かされていることに、深い悲しみと強い怒りを覚える。
〜中略〜
よって杉並区議会は、ロシア連邦のウクライナ侵略に強く抗議するものであり、ロシア連邦に対し、軍の即時撤退と国際法の遵守を求めるものである。あわせて日本政府に対し、邦人の保護をはじめとする人命の救助並びに我が国へのさまざまな影響対策について万全を尽くすよう要請する。
ロシアによるウクライナへの侵攻と一連の非人道的な行動は、国際社会の平和と秩序の根幹を脅かす、明白な国際法違反であり、断じて容認できるものではありません。多くの尊い生命が犠牲となっていることに、強い憤りを覚えます。即時の攻撃停止と部隊の撤収を求めるとともに、あ一刻も早い事態の解決と、ウクライナに平和が戻ることを心より祈念します。