新しい杉並の顔

2009年11月17日

座・高円寺
座・高円寺

杉並芸術会館「座・高円寺」

中央線の下りの電車に乗ると、中野駅を過ぎ、環七を越えたあたりの北側に不思議な建物が見えてきます

その焦げ茶色の鉄の塊のような建物が、杉並芸術会館「座・高円寺」です

今年の4月に、舞台芸術の創造と発信、及び、地域に根ざした文化活動の拠点として、旧高円寺会館の跡地に完成しました

座・高円寺のホームページの紹介には
「伊東豊雄氏設計による建物の中には、演目によって自由に舞台・客席形状を変えることができるあたらしい形の小劇場(座・高円寺1)、固定席を備えた使いやすい区民ホール(座・高円寺2)、「東京高円寺阿波おどり」の普及振興と、ダンスやパフォーマンスの上演もできる阿波おどりホールという3つの個性的なホール、劇場での作品創造を支える稽古場や衣裳製作室、舞台美術製作室、音響・映像製作室や、現代劇の戯曲を収集・保存するアーカイブ(書庫)、ドラマ・リーディングやレクチャーなど、カジュアルな座学の空間としても楽しめるカフェ(アンリ・ファーブル)など、さまざまにひらかれた空間を備えています。」とあります

この紹介からも、座・高円寺が新しい形の文化施設だということが、理解していただけると思います

単に、舞台芸術専用だけでなく、高円寺のブランドである「阿波踊り」の練習会場ともなっていて、従来の公共の文化施設とはひと味違う、地域に密着し愛され続ける大きな要素を取り入れたことは、大変意味のあることだと考えます

先日、質問でも取り上げた文化懇談会も設置され、杉並区の文化行政が動き始めた感があります

ヨーロッパの街のように、文化芸術がまちづくりの一部をになっていくような施策をどんどん進めていきたいと思います