杉並のど真ん中で!?

2004年10月11日

台風22号の地元被害

今年は世界的異常気象ということもありますが、台風の多さには驚きです

昨日の台風22号も全国に被害の爪痕を残しました

久しぶりの関東直撃は、議会で対策を要望し続けている荻窪善福寺川流域の水害を引き起こしてしまいました

午後、雨足と風が強くなり始めた頃、荻窪団地付近の善福寺川へ様子を見にいきました
水位が上昇し、今日はヤバそうだなと思っていたのですが、案の定、台風上陸後の雨、風ともピーク時の6時頃、地元の方から「水が出ました」との連絡をが入りました

区役所へ状況を確認したところ、水害発生中とのこと

大急ぎでカッパを着込み、現場に駆けつけてみたところ、昨年同様、一帯が水浸しになっていました

しかし、台風の予報もあり、事前に防災対策本部を設置し、警戒にあたっていた、警察、消防、区役所、地元消防団が、既に活動を開始しており、じゃまにならぬよう手伝いをしました

この一帯の都市型水害の特徴は、まず豪雨で河川が短時間で増水
環八方面より下ってきた雨水と下水が、川に流れきれずに逆流し、マンホールや雨水マス、汚水マス、挙げ句の果ては各家庭のトイレや浴槽から、汚水が吹き上げてくるという、悲惨な状況です

昨年の被害の時に顔見知りになった地元の方から、切々と対策の要望を訴えられました

しかし、環七の貯水池の完成と雨水100ミリ対応の河川改修を行わない限り、現状どうしようもありません

河川管理と下水道管理は都の管轄であることから、実現まで時間がかかるとのことですが、東京のど真ん中で汚水が溢れ出す地域の方の心情を思えば、指をくわえて待っている訳にはいきません

早期改修の実現を目指し、これまで同様、関係各署に働きかけを続けたいと思います