東北路へ・その2

2010年10月31日

保健福祉委員会行政視察 仙台編

眠い目をこすりながら、秋田新幹線こまちに乗って仙台へ

仙台市では、まず、当区でも重要課題である「保育サービスの拡充に向けた緊急整備計画について」説明を聞きました

平成24年度までに2300人分の入所枠を確保という至上命題を遂行するために、当区と同様保育施設の拡充をおこなっていくようです

特筆すべきは民間企業の協力体制が進んでいることです

今のところ、病院や介護事業者が施設内に従業員を対象とした保育室を設置し、保育ニーズへ対応することによって雇用確保をおこなうというものです

看護師やヘルパーの待遇改善が求められている昨今、特別養護老人ホーム等介護施設の事業者選定の条件として、是非検討すべきと考えます

次に、精神保健福祉総合センター「はあとぽーと仙台」へ現地視察をおこないました

市街地から少し離れた場所にある施設は、広瀬川沿いの自然豊かな環境にありました

途中、河原にたくさんの人が集まっていましたので、伺ったところ、秋の風物詩「芋煮会」をやっているとのこと

さすが東北名物、平日なんか関係ないという感じでした(笑)

施設では、担当の精神科医の方から、丁寧に施設を案内していただきながら様々な取り組みについて聞きました

特に、うつ病の方の自立支援プログラムについては、認知行動療法など独自の取り組みをおこなっていることは大変参考になりました

また「災害時地域精神保健福祉ガイドラインについて」は災害時要援護者、いわゆる精神疾患の災害弱者対策が大変きめ細かく策定されていました

30年以内に宮城県内で大規模地震が発生する確率が99%という深刻なデータを前提として策定されたガイドラインですが、総合的な震災対策も機会があれば是非伺ってみたいものです

以上、今回の視察の概要を掲載させていただきましたが、いろいろと区政に反映させることのできる施策の参考となりました

今後、議会において質問や提案の糧とさせていただきたいと思います