視察
区民委員会視察第2弾
15・16日と福島県北塩原村へ視察に行ってきました
11月に締結した、杉並区との「まるごと保養地協定」受け、議会の所管委員会として、地元行政・関係団体および議会の方々との情報交換、現地視察となりました
北塩原村といっても、なかなかピンとこない方もいると思います
実際、私も何処なのか知りませんでいた
裏磐梯、五色沼のある場所と言えば分かると思いますが、福島県の西北部の有名な観光スポットです
栃木県の那須塩原のあたりと思った人も多いと思います
人口約3500人、財政規模約35億、近隣との合併統合をせず、観光資源を背景に独立独歩の道を選んだ自治体で、山と湖に囲まれた観光地です
観光客の減少に歯止めをかけたい北塩原村と、区民にリーズナブルな観光を提供したい杉並区との、お互いの利益が明確な協定となりました
具体的には、杉並区民であることを証明するものを提示すれば、現地で村民証が発行され、提携宿泊施設(約100カ所)にて1割〜2割引で宿泊でき、飲食や土産物売り場では5%引きとなります
今回は11カ所の施設、観光スポットを視察するというハードスケジュールでした
また、役場でおこなわれた意見交換会では議会中にもかかわらず、村長、議員、商工会長、観光協会会長、職員が同席してくれ、有意義な内容となりました
杉並に対する、なみなみならぬ期待の大きさを感じました
杉並区では、北海道の風連町、群馬県の吾妻町、中越地震で被害を受けた小千谷市、韓国ソウルの端草区、オーストラリアのウィロビー市と交流協定を結んでいますが、震災支援をおこなった小千谷市を除いて、区としてあまり積極的な交流はおこなわれていません
自治体同士の交流とは、お互いに不足しているものを補完しあうことと考えますが、今回の協定はある意味コンセプトが明確な交流となるわけです
これまでの反省を踏まえ、今後の自治体交流のありかたを見直す必要があると考えます
PS.現地は積雪ゼロでコートもいらない状況でした
こんな冬は初めてとのことですが、有名な裏磐梯・猫魔・グランデコの各スキー場は、僅かな場所に人工雪を積もらせていましたが、かなり厳しい様子でした