GIS
世田谷区役所へ視察
一昨日、藤原議員、他会派の議員と一緒に世田谷区役所へ視察に行って来ました
目的は杉並区でも導入を検討している、統合型地理情報システム(GIS)の運用状況と開発経過のヒアリングと実際に操作するところを見学させて貰うためです
世田谷区都市計画課の方2人が説明をしてくれましたが、コストの問題はあるにせよ非常に参考になりました
少々専門的になりますが、地理情報システム(GIS)とは、地理的位置を手がかりに、位置に関する情報を持ったデータ(空間データ、または地理情報)を総合的に管理・加工し、視覚的に表示し、高度な分析や迅速な判断を可能にする技術のことです
簡単に言うと、電子地図の上に様々なデータを乗せて、必要な場所の必要な情報を瞬時に取り出すことが出来るシステムのことです
つまり、カーナビの地図を思い出して下さい
画面の地図上に公園や公共施設等の場所、また一方通行等の道路情報、食事と検索するとレストランが示されるというようなシステムをGISと言います
行政で構築するGISはさらに専門的で正確で詳細なものです
杉並区でも部局ごとに地域情報のデータを所有していますが、決して効率のよいものではありません
政府は平成7年1月の阪神・淡路大震災において、関係機関が保有していた情報を効率的に活かすシステムがなかったことへの反省等をきっかけに、GISに関する本格的な取組が始まりました
また、世田谷区のように先進的な取り組みを多くの自治体が始めました
杉並区としてはやや出遅れた感がありますが、その分他の地域のシステムを十分研究し、安価で効率的なものができるのではと考えます
GISは庁内の業務の効率化を図るだけでなく、防災や区民サービスの質の向上にもつながるシステムです
電子自治体構想の一環として早急に取り組むべき課題と考えていますので、第1回定例議会での一般質問で取り上げてみたいと思います