落合水再生センター
落合水再生センター視察
梅雨の季節がやってきました
日本の農業にとっては、なくてはならない季節ですが、多分多くの人が感じているように、長雨は少々憂鬱な気分になってしまいます
そんなことより気にかかるのは、今年も浸水被害が起こるのかということです
今年は、台風が多いかもというニュースを聞くと、さらに憂鬱になります
そんな訳で、杉並区の浸水被害の根本的な解決のカギを握る、東京都の建設局河川部と下水道局へ、水害対策についての方針を確認しにいってきました
より詳細な話を聞くため、松葉都議に同行してもらい説明を受けました
内容については、またの機会に報告したいと思います
下水道局は西部第一管理事務所へ伺ってきたのですが、施設内には、落合水再生センターがあります
水再生センターは下水処理場が改称されたものですが、環境問題を意識したような名称で、ずいぶん良いイメージになります
25000坪の敷地に、3つの沈殿地と微生物の力で水質浄化する反応槽によって下水を処理する施設があります
1日あたり45万立方メートルが処理され、川へ戻されます
都内にはこうした施設が13カ所あり、私たちが日々排出する生活排水を処理してくれています
さて、ここには何度もメディアで紹介された、飲める下水を作り出す装置があります
きれいに処理した水をさらに「膜ろ過設備」つまり人工透析に使用される膜フィルターを使い、実験的に日量50立方メートルほど飲める水を作って、施設内にある公園の川に流しています
「美味しいですよ」と言われて水の入ったビーカーを渡されました
一瞬「これは、う○こ水だったんだよなー」と頭をよぎりましたが、そんなことは顔にもだせず、ゴクリと飲みました
予想通りただの水の味でした
しかし、処理工程を見て来ただけに、技術の凄さを実感させられる「ただの水」でした