ぶんごうめ
杉並師範館 第2期生卒塾式
先日、杉並区独自の教員養成機関として2年前に開塾した、杉並師範館の卒塾式に来賓として出席してきました
大変印象深い卒塾式でした
現在、教員は東京都の採用であり都教委の管轄のもとにあります
公立校の宿命として、どんなに素晴らしい教員でも、3年から5年で異動があります
しかも異動先は、ほとんど区外
都教委に人事権がある以上、杉並区に引き留めておくことは難しい状況です
団塊世代がごっそり抜け、学校現場に大きく影響することが予想される現在、質の高い教員の確保は大変重要な課題であります
議会でも賛否があり、厳しい見方をする議員もいますが、個人的には安定的に質の高い教員を確保して行くために、区独自で養成することは大変意義のあることと考えます
現在、おやじの会、支援本部、部活動と様々な形で教育現場に関わっていますが、想像以上に大変な状況です
それは、学校現場に行ってみなければ決して分からないし、理解できないことだと思います
何度も言ってきましたが、現場に行くこともなく、ともすれば固定観念や風評だけで論ずることは無責任極まりないと考えます
教育現場に行き、できれば子どもたちと真剣に向き合うことができるなら、今何が問題であり、何が重要なことなのか多少なりとも理解できるはずです
私の結論は、子どもたちにとって信頼できる大人の存在です
私がそうであったように、素晴らしい先生との出会いは人生の大きな宝物です
そういう意味からも、杉並師範館の卒塾生には大きな期待を寄せるものです
師範館の庭に満開に咲いた「ぶんごうめ」を眺めながら、彼らと子どもたちとの出会いが素晴らしいものになることを祈りました