決算特別委員会始まる
本日より、21年度の決算審査が始まりました
新区長になって初めての委員会ですが、予算策定時は前区長時代ですので区長答弁はほとんどありません
初日は総括的な質問が多く出ました
また、歳入に関して最も多かったのが、税等の収納に関連する質問でした
景気を反映し収納への影響が顕著に表れおり重要な審議内容だと考えます
しかし、質疑は表面的なものが多いように感じました
民間金融機関の貸倒償却にあたる不能欠損に注目しがちですが、本来は収入未済や滞納繰越の分析、工程管理の検証が必要であると考えます
あるきっかけで、納付が滞ってしまうと時間が経てば経つほど納付が出来なくなってしまう
お金が有る無しではなく、人間の心理です
以前、金融機関でおこなっていた債権管理の業務で多くの不良、延滞ユーザーと対応していました
回収率を上げるには、いかに支払(納付)意志を持たせることが出来るかが重要でした
納めさせるのではなく、納めていただくという発想に立たなければ徴収率はあがって行かないと思います
納付方法も昔の窓口納付から、振込、口座振替、コンビニ納付、そして携帯電話による納付(モバイルレジ)とライフスタイルにあった納付方法が選べるようになりました
これらも納付していただくという区民サービスの一環です
ちなみに、コンビニ納付は前職の経験から、議会で提案し導入となったものです
債権管理、いわゆる取り立ては、プロセスのストーリーを緻密に構築する能力に、経験と勘が必要となるプロの仕事です
徴収は借金ではないので更に難しいと思います
机上での話しを聞いていると、どうにもこうにも・・・イラッとします
思わず、「現場に行ってこい!」と言いたくなりました
一日、副議長席でもんもんとストレスを溜めながら質疑を聞いています