1月20日、父が83年の生涯を閉じました。
あまりにも突然の逝去でした。
葬儀に参列して頂いた方々の多さと、その方達から伺った父との思い出や父への感謝の言葉に改めて父の偉大な生き様を知ることができました。
決して平坦な人生ではありませんでした。
祖父の事業の後始末に追われ、経済的にも厳しい時代を何度も乗り越えてきました。陰に母の支えがあったことは言うまでもありませんが。
どんなに辛かろうと、苦しかろうと決して弱音を吐くことはありませんでした。
そして、「人の不幸の上に自分の幸福は築かない」との生き方を生涯貫き通しました。苦しんでいる人に寄り添い、共に泣き、共に喜びながら人に尽くした人生でもありました。
その優しく誠実な人柄と行動力に多くの人が救われたと聞きました。
12年前、医師から最終宣告を受けながら、死の淵から奇跡的に戻ってきた時、「一度は死んだ命、これからはもっと人のためにこの命を使おう」と言っていたことを思い出します。
そして、その通りに生きて人生を終えました。
その生き様は私たち家族の誇りであり、私にとっては人生の模範でもありました。
議員に初当選した折にも「とにかく人のために尽くせ」と言われました。
父の示してくれた通りの人生を生きたいと必死に努力してきたつもりですが、まだまだです。
父を偲んでいただいた多くの方々に感謝するとともに、尊敬する父の思いに応えるべく、4期目の挑戦に臨みます。