東北路へ・その1

2010年10月30日

保健福祉委員会行政視察 秋田編

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秋田市自然科学学習館

10月21日・22日と1泊2日で、秋田市と仙台市へ行ってきました

議会改革の一環として行政視察をより効率的に効果的に、という観点から委員長の判断で、例年より少々タイトな行程となりました

秋田新幹線「こまち」にゆられて約4時間、秋田市へ到着後、市役所へ

視察テーマである「自殺予防の取り組み」についての説明と意見交換をおこないました

秋田県は14年連続自殺者のワーストを記録しており、秋田市でも市独自の取り組みとして「平成22年度秋田市自殺予防対策」をまとめました

対策について説明を伺いましたが、その中でも「自殺者家族のケア」については大変興味深い内容でした

残された家族の心理的、生活的なケアについては杉並区でも研究の必要があると思います

しかし、都市部だけではなく農村地域まで広がる自殺の要因は推測できても、原因は未だ解明できないでいるとのことでした

最近の傾向は働き盛りの50代の男性が最も多く、未遂は圧倒的に女性が占めているとのこと

自殺には無縁そうな自然豊かなこの街でなぜ?と考えてしまいましたが、都会と違い逃げ場のない閉鎖された狭い社会で、経済的にも精神的にも行き詰まった結果なのでしょうか

地方が病む時代に入ったのではと考えてしまいます

ともあれ、国内で年間3万人以上の方が自ら命を絶っている現状は深刻です

参考資料:都道府県別自殺率ランキングhttp://blog.livedoor.jp/rankcom/archives/51613853.html

公明党は新しい福祉政策に、自殺の要因ともなる「うつ病」の対策を掲げました

政府は一刻も早く景気の悪化を食い止めるとともに、鬱などの精神的な要因に対する対処を早急におこなう必要があります

その後、子ども未来センターを現地視察

秋田駅に隣接し、ほぼ駅ビルと言っても過言ではない、公共・商業複合施設・市民交流プラザ「アルヴェ」5階という、子育て支援施設としては抜群のロケーションにありました

担当者に説明を受けながら施設を見学させていただきましたが、秋田市版の子育て応援券⁈「在宅子育てサポートクーポン券」を発行していました

クーポン券をつかって、絵本の引き換えプランや一時預かりプランなど、5つのプランに限定した事業です

絵本とはいえ物品購入に使えるのは杉並と違うところでした

いずれの自治体も少子社会の問題を抱えていますが、秋田市でも子育て支援策の充実に力を入れていました

で、申し訳なかったのですが、現地視察では別の所に興味が行ってしまいました

同センター内になんと科学館も入居していました

自然科学学習館と名付けられ、4階は実験や科学工作が出来る工房、5階には様々な実験機器が展示された体験スペースとなっています

決して広くはないスペースですが、公立学校の理科教育の一環としてプログラムが組まれ、楽しく校外授業がおこなわれているとのこと

杉並区でも科学館構想がありますが、既成的なハコ物にこだわるのではなく、是非参考にして欲しいと思いました[/fusion_builder_column][/fusion_builder_row][/fusion_builder_container]